施術内容詳細
■頭蓋骨仙骨療法(クラニオセイクラル・セラピー)
生命中枢としての脳神経は背骨の中を通る脊髄として仙骨にまで及んでいます。そして脳や脊髄は柔らかな袋状の膜に包まれていて、その膜の内を血液から抽出された透明な水が満たして保護しています。これが脳脊髄液です。つまり、脳と脊髄は膜の中で、脳脊髄液という体液の中に浸かっています。
脳脊髄液のリズムは水面に小石を投げたときの波紋のように、皮膚表面に伝わってきます。このリズムのブロックまたはしこりなど、何らかの障害に直接働きかけ本来の流れに戻す手技療法を行っています。
クラニオの施術は外見的には頭蓋へ 5g以下のごく軽いタッチで触れているだけですが、実際に行っているのは微細で周期的な動きを感じ取ります。その動きを乱しているエネルギー的なしこりを取り除いています。
■クラニオ・バイオ・ダイナミクス
脳脊髄液の「しこり」や「流れの阻害」など何らかの障害が起きている時に、患者さんの身体にゆだね、本来の流れに戻すのが私の手技療法です。頭蓋などへ軽いタッチで触れることで周期的な動きを感じ取り、原因を取り除きます。無為の無、何もしない、ということをする究極の整体です。
■筋膜リリース
筋膜とは身体中の筋肉を覆っている白っぽい膜のことです。分かりやすいイメージで説明しますと、スパイダーマンのような表面的な模様のイメージで細かい糸が身体中を覆っています。ですが、実際はそう単純ではなく筋肉の数は膨大で、それらひとつひとつの筋肉はそれぞれ膜で覆われています。
これこそがメインとなる筋膜です。また、これらの筋肉同士も筋膜で連結されていたり、まとまったグループごとに筋膜で覆われ、そのグループ同士も連続性をもって繋がっています。
筋膜の主要成分はコラーゲン線維で、それ自体に伸張性はないのですが、網目状に配列することで伸張性を生み出しています。運動不足や悪い姿勢を長期間続けていると、筋膜の滑走性が落ちてドロドロになります。そしてゼラチンのように固まり、コラーゲンやエラスチンの新陳代謝を妨げて筋膜の復元性が低下します。復元性が下がると、コラーゲンに糖質がつくグリケーションとうい現象が発生します。コラーゲンが糖質でベタベタして毛玉のように絡み合い、エラスチンの復元性を邪魔します。
こうして筋膜にはねじれや突っ張りが生じてくると、隣接する筋肉の動きが制限されて血液循環が悪くなり凝りや痛みが出てきます。
手技による触診にて筋膜の癒着やねじれ、突っ張り部位へアプローチをするので、時に痛みの部位とは異なる部位へのアプローチをする場合もあります。
■ストレイン・カウンターストレイン
アメリカの開業医である故ローレンス・ジョーンズD.Oによって提唱された技法です。拘縮(関節周辺組織が収縮して制限された状態)した筋肉をさらに縮めることによって回復させる画期的なテクニックです。異常収縮している筋肉上に圧痛点をみつけ、痛みが最も軽くなる方向を探し一番楽な体位を保ちます。その体位をしばらく保持しゆっくり元の姿勢に戻すことで痛みを解除する技法です。
筋肉の中には「筋紡錘」という筋肉の長さや長さが変化するスピードを検知するセンサーのような役目をする受容器がたくさんあります。筋肉の固有受容器の反射異常によって起こる持続的なストレイン信号(収縮命令)を、反対側(拮抗筋)にストレインをかけることによって痛みを解除します。痛みのある方向とは真逆方向へストレッチ(関節や筋肉を伸ばす運動)をすることで痛みを緩和していきます。
■オステオパシー誇張法
齋藤巳乗先生によって考案された日本のオステオパシーの技法です。当院では、間接法の代表的なテクニックのオステオパーシー誇張法を用いてソフトで効果的な治療により、顏の歪みを整えたり小顔へ導きます。頭蓋骨は15種23枚の骨で立体的に膨らんだり縮んだりしながら、脳を保護しています。
(頭蓋仙骨療法クラニオセイクラル・ワークでご説明している通り)脳脊髄液のリズムの制限を本来の流れに戻す手技療法です。
動きに制限や痛みがある体性機能障害を直接的・間接的に生体反応を利用して、動きやすい方向にゆっくり動かしそのまま時間を置くことで、筋膜の癒着を取り除き正常に戻します。
関節や骨を動かす方向をクライアントの身体の反応を感じながら、関節や骨が自然に動く動きたい方向(クライアント自身の身体が教えてくれる方向)へ動きを追って治す療法です。
■ドロップテクニック矯正
ドロップベッドにて1cm程の落差の手技連続振動にて、関節に記憶された歪みをリセットし正しい関節の位置へ戻す矯正です。矯正中はクライアントの身体にかかる負担は少なく、ドロップベッド上でリラックスした状態で軽い力で矯正していきます。